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いえポータルお家探しのポイント

お家探しのポイント

「どこから始めればいいの?」「いくらかかるの?」
——はじめての家探しには疑問がいっぱい。

このページでは、家探しに必要な知識を4つのSTEPに整理し、わかりやすくご案内します。

気になるSTEPからお読みいただいてかまいません。
家づくりの全プロセスを、一緒に考えていきましょう。

STEP1暮らしをイメージしよう

家を探し始める前に、まず「どんな暮らしをしたいか」を家族でじっくり話し合ってみましょう。具体的な物件情報より先に暮らしのビジョンを持っておくと、後の選択がずっとスムーズになります。

1「どんな暮らしがしたいか」を考えよう

まず「10年後の暮らし」を想像してみよう

家探しで後悔しない一番の方法は、「どんな家が欲しいか」より「どんな風に暮らしたいか」を先に考えることです。10年後、家族の人数はどう変わっているでしょうか。子どもが生まれる予定はありますか?仕事のスタイルは?週に何日テレワークをしていますか?こうした「暮らし方の将来像」を描いておくと、広さ・立地・間取りなど具体的な条件が自然に絞られてきます。

「優先順位リスト」を作ってみよう

家探しでは、すべての希望を100%叶えることは難しいのが現実です。だからこそ「絶対に譲れないこと」と「妥協できること」を事前に整理しておくことが大切です。

立地・交通アクセスを最優先にする場合

毎日の通勤・通学時間は、生活の質に大きく影響します。片道30分の差が年間で約180時間の違いになります。通勤時間を短くしたいなら、住むエリアはある程度絞られますが、その分毎日のストレスは大幅に軽減されます。

広さ・間取りを最優先にする場合

子どもが2人以上いる場合、将来の個室確保を考えると4LDK以上が目安になります。今は1LDKで十分でも、5年後に手狭になることも。ライフステージの変化を見越した広さを検討しましょう。

予算・コストを最優先にする場合

「できるだけ費用を抑えたい」という場合、立地や新築にこだわらず中古住宅や郊外の物件も視野に入れると、選択肢が大きく広がります。

「譲れない条件」と「妥協できる条件」を整理する

条件を整理するコツは、次の3段階に分けることです。

  • 必須条件(これがなければ選ばない):
    例)通勤電車で座れる路線沿い、保育園が徒歩圏内など
  • あれば嬉しい条件:
    例)駅から徒歩10分以内、南向きの部屋など
  • どちらでもよい条件:
    例)2階以上、築年数など

この分類をしておくと、物件を見るときの判断がスピーディになり、「なんとなく迷ってしまう」を防ぐことができます。

2家族構成・ライフステージ別のお家選び

ライフステージによって「正解」は違う

住宅購入の正解は一つではありません。同じ3LDKでも、子育て世代とシニア世代では「使い方」も「重視するポイント」も全く異なります。あなたの状況に近いケースを参考にしてみてください。

子育て世代の家選び

学区はまず最初に確認を

子どもの就学を控えている方にとって、どの小学校の学区に入るかは重要な関心事です。希望のエリアがどの学区になるかは、各市区町村の教育委員会ウェブサイトや窓口で確認できます。同じ通りでも番地によって学区が変わる場合もあるため、物件を絞り込む前に確認しておきましょう。

将来の部屋数を先読みする

今は夫婦2人でも、数年後に子どもが増えると「1部屋足りない」という状況になることがあります。部屋数に余裕を持つか、将来的に1部屋を2部屋に仕切れる間取りを選んでおくと安心です。

共働き世帯の家選び

家事動線が暮らしやすさを決める

2人とも仕事をしている家庭では、帰宅後の家事をいかに短時間で済ませられるかが重要です。洗面・洗濯・物干しの動線が短い間取りや、キッチンからリビングを見渡せる設計は、日々の疲れを軽減してくれます。

通勤時間は2人分で考える

夫婦それぞれの職場が離れている場合、どちらかの通勤を優先するか、2人の中間地点を選ぶかを話し合っておきましょう。どちらか一方の通勤時間が極端に長くなると、日常のバランスが崩れやすくなります。

定年前後・シニア世代の家選び

今だけでなく「10年後の自分」のために

若いときは気にならなかった「段差」や「階段」が、年齢を重ねると負担になることがあります。バリアフリー設計の新築か、リフォームしやすい構造の中古住宅を選ぶと、長く快適に暮らせます。

売却・賃貸の可能性も念頭に

子どもが独立して家が広くなったとき、売却・賃貸に出す選択肢も出てきます。将来の流動性を考え、需要の高いエリア・間取りの汎用性も物件選びの視点に加えておきましょう。

STEP2お金のことを知ろう

家探しで最も多い後悔のひとつが「お金のことをもっと早く調べておけばよかった」というものです。物件を見始める前に、まずお金の全体像を把握しましょう。

住宅購入時の諸費用と住宅ローン返済額の目安を解説する図。物件価格に加えて仲介手数料、登記費用、保険、税金などを含めた総予算の考え方と、年収に対する返済負担率20〜25%の目安を紹介。

3予算・資金計画の立て方

「借りられる額」と「返せる額」は別物

住宅ローンの審査では「年収の7〜8倍まで借りられる」などの基準があります。しかしこれはあくまでも金融機関が設定した上限額であって、あなたが無理なく返せる額とは異なります。毎月の返済額が家計を圧迫すると、旅行・教育・老後の貯蓄など他の支出に影響します。「いくら借りられるか」より「毎月いくら返せるか」を先に考えることが、後悔しない資金計画の第一歩です。

頭金はいくら必要か

一般的な目安と「ゼロ」との違い

一般的に物件価格の20%が頭金の理想とされていますが、頭金なし(フルローン)でも購入は可能です。頭金を入れるメリットは、借入額が減り月々の返済額と金利の総支払額が下がること。一方で手元の現金を使いすぎると引越し後の急な出費に対応できなくなるリスクもあります。「手元に生活費3〜6ヶ月分を残す」ことを前提に、頭金の額を考えましょう。

見落としがちな「諸費用」

家を購入する際は、物件価格のほかに「諸費用」が必要です。これが意外と大きく、物件価格の7〜10%相当が目安です。3,000万円の物件なら210〜300万円が物件価格とは別に必要です。事前に計算しておきましょう。

費用項目 目安金額 備考
仲介手数料 物件価格×3%+6万円+消費税 不動産会社への報酬
登記費用(司法書士報酬含む) 10〜30万円程度 所有権移転・抵当権設定
不動産取得税 取得後に別途発生 軽減措置あり(申告が必要)
火災保険料 5〜20万円程度 加入期間・補償内容による
印紙代 1〜3万円程度 売買契約書・ローン契約書
引越し・家具・カーテン代 50〜100万円程度 別途準備が必要

月々の返済額シミュレーション

「手取り25〜30%以内」が安全ライン

月々の住居費(ローン返済+管理費・修繕積立金など)が手取り月収の25〜30%以内であれば、家計への負担は適切な範囲とされています。共働き世帯は万が一どちらかの収入が減ったときにも返済できる計画かどうか、シミュレーションしておきましょう。

借入額 変動0.5% 固定1.5% 固定2.0%
2,500万円 約65,000円 約76,000円 約83,000円
3,000万円 約78,000円 約92,000円 約99,000円
3,500万円 約91,000円 約107,000円 約116,000円

※金利・返済期間等の条件によって変動します。実際の返済額は金融機関でご確認ください。

4住宅ローンの基礎知識

住宅ローンには3種類の金利タイプがある

全期間固定金利型

借入期間中、金利が一切変わらないタイプです。毎月の返済額が確定しているため長期の家計計画が立てやすく、将来金利が上がっても影響を受けないのが最大のメリットです。一方で変動型と比べると当初の金利はやや高めに設定されています。

変動金利型

市場の金利動向に連動して半年ごとに金利が見直されるタイプです。現在は低金利水準のため月々の返済額を抑えられますが、将来的に金利が上昇すると返済額が増えるリスクがあります。繰り上げ返済を積極的に行う予定の方や、将来的な収入アップが見込まれる方に向いています。

フラット35

住宅金融支援機構と民間金融機関が提供する全期間固定金利のローンです。省エネ基準を満たす住宅には優遇金利(フラット35S)が適用されます。中古住宅に適用するには物件が一定の技術基準を満たす必要があるため、担当者への事前確認が必要です。

住宅ローン審査の流れ

事前審査(仮審査)

物件の申し込み前に行う事前審査は、金融機関が融資可能かを簡易的に確認するステップです。通常1〜3営業日で結果が出ます。複数の金融機関に同時申請することもできます。事前審査を通過しても本審査で落ちることがあるため、通過後も気を緩めず進めましょう。

本審査の注意点

本審査は事前審査より詳細に行われます。審査中にクレジットカードを新たに申し込んだり、他のローンを組んだりすると審査結果に悪影響を与える場合があります。住宅ローン契約が成立するまで、大きな金融行動は控えましょう。

ペアローンについて

夫婦がそれぞれ住宅ローンを組む「ペアローン」は、借入可能額を増やせるメリットがあります。ただし、どちらかの収入が減少したときの返済リスク、離婚時の財産分与が複雑になる点などのデメリットも把握したうえで判断しましょう。

5補助金・税制優遇まとめ

申請しないと受け取れない制度がある

住宅購入時にはさまざまな補助金・税制優遇制度があります。これらの多くは「申請しないと自動的に受け取れない」仕組みです。購入前・購入後の早い段階で確認することが大切です。

住宅ローン控除(減税)

住宅ローンを利用して住宅を購入した場合、年末のローン残高の0.7%が最長13年間、所得税(および翌年の住民税)から控除される制度です。省エネ基準を満たす住宅かどうかで、控除対象となる借入上限額が変わります。購入した年の翌年に確定申告(初年度のみ)が必要なため、忘れずに手続きしましょう。

ZEH補助金(ゼロエネルギーハウス)

断熱・省エネ・太陽光発電などを組み合わせ、年間のエネルギー収支をゼロ以下にする「ZEH住宅」に対する補助金制度です。補助額は年度・仕様によって異なります。ZEH対応の工務店・ハウスメーカーを通じて申請します。

子育てエコホーム支援事業

子育て世帯・若者夫婦世帯が省エネ性能の高い住宅を新築・購入した場合に補助金が交付される制度です。予算には上限があり先着順で締め切られることもあるため、早めの確認をおすすめします。

不動産取得税の軽減措置

土地・建物を取得した際に一度だけかかる不動産取得税には、住宅用の軽減措置があります。申告しないと自動的に適用されません。取得後60日以内に都道府県の税事務所への申告が必要です。忘れやすい手続きのひとつなので注意しましょう。

登録免許税の軽減措置

不動産を登記する際にかかる登録免許税にも住宅用の軽減税率があります。所有権移転登記・抵当権設定登記の税率が引き下げられます。適用には床面積・築年数などの要件があるため、担当の司法書士に確認しましょう。

補助金・税制優遇の内容は年度により変更されます。最新情報は各機関または担当スタッフへご確認ください。

STEP3物件とエリアを選ぼう

「どんな物件にするか」「どのエリアにするか」は、家探しの中でも最も悩む部分です。新築・中古・土地それぞれの特徴を知り、立地の選び方やリスクの見方を学んでいきましょう。

6土地・建売・注文住宅の違いを知ろう

住宅購入には大きく3つの選択肢がある

住宅購入の方法は大きく「注文住宅(土地から購入)」「建売住宅」「中古住宅」の3種類があります。それぞれに特徴があり、どれが「正解」かはあなたの希望・予算・生活スタイルによって異なります。

注文住宅(土地購入+建築)の特徴

注文住宅は、土地を購入して建築会社に依頼し、間取り・外観・設備を自由に設計する方法です。

  • 間取り・設備・デザインを自由にカスタマイズできる
  • 家族の暮らし方に合わせた設計が可能
  • 建築期間が6ヶ月〜1年以上かかる
  • 費用は3種類の中で最も高くなる傾向がある
  • 建築会社の選定・打ち合わせに多くの時間と労力が必要

工務店とハウスメーカー、どちらを選ぶか

大手ハウスメーカーは品質の安定性とアフターサービスの充実が強みです。地域の工務店は設計の自由度が高く、地元の気候・地盤に詳しい施工が得意です。複数社から見積もりを取り、比較検討しましょう。

建売住宅の特徴

建売住宅は、すでに完成(または完成間近)の物件を購入する方法です。

  • 注文住宅より費用が抑えられる
  • 実際の完成形を見てから購入できる
  • 契約後、比較的早く入居できる(2〜4ヶ月程度)
  • 間取りや仕様の変更はほぼできない
  • 土地の選択肢が限られる

宅地(土地のみ)購入の特徴

更地の土地を購入して、自分で建築会社を選んで家を建てる方法です。注文住宅の一形態ですが、土地代と建築費を別々に考える必要があります。3つの中で最も時間(1〜2年以上)と準備が必要ですが、立地・設計ともに最大の自由度があります。

比較項目 注文住宅 建売住宅 宅地購入
費用の目安 高め 中程度 土地+建築費
設計の自由度 高い 低い(変更不可) 最も高い
入居までの期間 6ヶ月〜1年以上 2〜4ヶ月程度 1〜2年以上
こんな方に こだわりを実現したい方 コストを抑えて早く入居したい方 土地から自由に計画したい方
7新築 vs 中古 費用・特徴の比較表

「新築と中古、どちらが得か?」は一概には言えない

よくある質問ですが、「絶対に新築が得」「絶対に中古が得」という答えはありません。それぞれにメリット・デメリットがあり、優先するものによって答えが変わります。

費用の比較

購入価格

一般的に、同じエリア・同じ広さで比べると中古住宅は新築の6〜8割程度の価格で購入できる場合が多いです。ただし築年数が経過するほどリフォーム・修繕費が必要になる可能性があります。購入価格だけでなく、維持費・修繕費を含めたトータルコストで比較しましょう。

維持費・修繕費

新築は購入直後から数年間は修繕費がほとんどかかりません。設備保証(2〜10年)があるため安心感があります。中古住宅は購入後に設備の修繕・交換が必要になるケースがあります。特に水回り・屋根・外壁は購入前の状態確認が重要です。

住宅ローン控除の違い

中古住宅に住宅ローン控除を適用するには、耐震基準・床面積などの条件を満たす必要があります。1981年以前に建てられた「旧耐震基準」の物件は控除の対象外になるケースがあります。購入前に必ず確認しておきましょう。

新築・中古、あなたはどちら向き?

  • 新築が向いている方:最新の設備・デザインにこだわりたい
  • 新築が向いている方:長期間(20〜30年以上)住む予定
  • 新築が向いている方:修繕リスクをできるだけ避けたい
  • 中古住宅が向いている方:コストを抑えて立地を優先したい
  • 中古住宅が向いている方:自分好みにリノベーションしたい
  • 中古住宅が向いている方:気に入ったエリアで新築物件の選択肢が少ない
8中古住宅の選び方・注意点

中古住宅は「築年数」より「耐震基準」で選ぶ

中古住宅を選ぶとき「築何年まで大丈夫?」と思う方が多いですが、実は築年数より「耐震基準」で判断することが重要です。

旧耐震基準(1981年5月以前)

1981年5月以前に建築確認を受けた建物は「旧耐震基準」で建てられています。震度5強程度に耐えることを基準としており、現行基準より耐震性が低い可能性があります。住宅ローンを組む際に旧耐震物件を取り扱わない金融機関もあるため、購入前の確認が必要です。

新耐震基準(1981年6月〜2000年)

1981年6月以降の物件は「新耐震基準」に準拠しています。震度6〜7でも倒壊しないことを目標とした基準です。ただし2000年の改正前の木造建物は接合部の規定が不十分な場合があります。

現行基準(2000年以降)

2000年の建築基準法改正以降の木造建物は、基礎・金物・壁量計算など接合部の強化が義務付けられています。現行基準に準拠した物件は、耐震性の面で安心して検討できます。

インスペクション(建物状況調査)を活用しよう

インスペクションとは、建築士などの専門家が建物の状態を詳しく調査するサービスです。ひび割れ・雨漏り・シロアリ被害などを目視確認し、報告書を作成します。費用は5〜10万円程度(規模・内容による)。購入前にインスペクションを実施することで、想定外のリスクを事前に把握できます。また、宅建業法の規定により、売主がインスペクション済みの場合はその結果の開示が義務付けられています。

リフォーム・リノベーション費用の目安

中古住宅を購入する際は、将来的なリフォーム費用も資金計画に含めましょう。中古住宅の購入価格が安くても、リフォーム費用を加えると新築と大差がなくなるケースもあります。「購入費用+リフォーム費用」のトータルで判断することが大切です。

部位 費用目安 目安の実施時期
屋根塗装・外壁塗装 80〜150万円程度 築10〜15年目安
水回り全交換(キッチン・浴室・洗面・トイレ) 100〜200万円程度 築15〜20年目安
フルリノベーション(内装・設備の全面刷新) 600〜1,200万円以上 購入時・大規模改修時

※費用は規模・業者・仕様によって大きく異なります。購入前に見積もりを取ることをおすすめします。

9エリア・立地を選ぶ5つの視点

立地は「3層の生活圏」で考える

「どのエリアに住むか」は毎日の暮らしに直結する最重要事項のひとつです。立地を選ぶときは次の3層に分けて考えると整理しやすくなります。

徒歩圏(〜800m前後):毎日使う場所

最寄り駅・バス停・コンビニ・調剤薬局・郵便局などが徒歩圏内にあると、日々の暮らしがぐっと便利になります。特に小さなお子さんがいる場合は、保育園・小学校が徒歩圏内かどうかも重要なポイントです。

自転車圏(〜3km前後):週数回利用する場所

スーパー・ドラッグストア・図書館・公園などは、自転車圏内にあれば十分活用できます。自転車は天候に左右されるため、雨の日の代替手段も確認しておきましょう。

車圏(〜10km前後):月数回利用する場所

大型ショッピングモール・総合病院・役所などは、車圏内にあれば問題ありません。車を持たない世帯や将来的に手放すことを考えている方は、公共交通機関でのアクセスも確認が必要です。

学区の確認方法

子どもの就学予定がある場合、希望エリアの学区(どの小学校・中学校になるか)は必ず事前に確認しましょう。住所によって通う学校が決まる「学区制」があり、同じ通りでも番地によって学区が変わる場合があります。確認は各市区町村の教育委員会ウェブサイトまたは窓口で行えます。

将来の資産価値・地域の発展性

人口動向・開発計画を調べる

住む地域の人口が今後増えるか減るかは、資産価値に大きく影響します。国土交通省の「不動産情報ライブラリ」や各自治体の都市計画情報サイトで、人口推計や計画道路・再開発情報を確認できます。

駅距離と資産性の関係

一般的に駅から徒歩10分以内の物件は「売りやすさ・貸しやすさ(流動性)」が高い傾向にあります。駅から離れるほど地価は下がりますが、広い土地を手頃な価格で購入できる可能性も高まります。将来の売却・賃貸を念頭に置くなら、駅距離は意識しておきたいポイントです。

10ハザードマップ・防災の視点で選ぶ家

物件を決める前に、ハザードマップを必ず確認しよう

近年、洪水・土砂崩れ・地震など自然災害のリスクへの関心が高まっています。住宅購入においても、ハザードマップと地盤情報の確認は欠かせないステップです。国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」で全国の情報を無料で確認できます。

確認すべき4種類のリスク

洪水リスク

河川の氾濫が想定される区域と浸水の深さを示したマップです。浸水想定区域内の物件は、1階の居室の高さや建物の構造にも注目しましょう。

土砂災害リスク

急傾斜地・山際の物件は土砂災害警戒区域(イエローゾーン)や特別警戒区域(レッドゾーン)に指定されている場合があります。レッドゾーン内への建築は規制されており、不動産取引時には重要事項として説明が義務付けられています。

液状化リスク

大地震時に砂質地盤で地下水位が高い土地では液状化現象が起こることがあります。埋め立て地・川沿いの低地などで特に注意が必要です。各都道府県が公表しているリスクマップで確認できます。

地震リスク

想定される地震の震度や揺れの強さを地図上で確認できます。同じ地震でも軟弱地盤では揺れが増幅されることがあります。

地盤調査について知っておこう

スウェーデン式サウンディング試験(SS試験)とは

住宅を建てる際に一般的に行われる地盤調査の方法です。鉄棒を地面に押し込み地盤の強度を測定します。新築の場合は建築前に実施されますが、中古住宅では調査結果が残っている場合と残っていない場合があります。

地盤改良工事が必要な場合

地盤調査の結果、軟弱な地盤と判断された場合は地盤改良工事(柱状改良・鋼管杭など)が必要になることがあります。費用は50〜150万円程度が目安です。新築の場合は建築費の見積もりに含まれていることを確認しましょう。

リスクがあっても対処できる場合もある

ハザードマップにエリアがかかっていても、「絶対に買ってはいけない」ということではありません。建物の構造・設計・保険の加入で一定程度リスクに備えることが可能です。大切なのは、リスクを正確に把握したうえで判断することです。不安な場合はお気軽にご相談ください。

STEP4実際の家探しを進めよう

お金や物件・エリアの基礎知識が整ったら、いよいよ実際に家探しを動かしていきましょう。全体の流れを把握し、内見のポイントを知り、先人の失敗から学ぶことで、後悔のない選択に近づきます。

住宅購入のお申し込みから入居までの流れを解説する図。物件の申し込み、住宅ローン事前審査、売買契約・重要事項説明、住宅ローン本審査・契約、残金決済、引き渡し、ご入居までの手続きを7ステップで紹介。

11家づくりの全体の流れ

家探しの全プロセスを知っておこう

「家を買う」という大きなプロジェクトは、大きく4つのフェーズに分かれます。全体像を把握しておくことで、「今自分がどの段階にいるか」「次に何をすべきか」が明確になります。

フェーズ 内容 目安期間
PHASE 1
情報収集・資金計画
月々の返済可能額を把握し住宅ローン仮審査を実施。
エリアの情報収集・希望条件の整理を行う。
1〜3ヶ月
PHASE 2
物件探し・見学
不動産ポータルサイトでの物件検索と現地見学を並行して進める。
最低3〜5件の見学を推奨。
1〜6ヶ月
PHASE 3
申し込み・契約
購入申込書の提出、条件交渉、重要事項説明を経て売買契約を締結。
手付金の支払いが発生。
1〜2ヶ月
PHASE 4
ローン本審査・引渡し
住宅ローン本審査、金消契約、残金決済・登記申請を経て物件の引渡し。 1〜3ヶ月

PHASE 1  
情報収集・資金計画(1〜3ヶ月)

まず行うべきことは資金計画の立案です。月々いくら返せるかを把握し、住宅ローンの仮審査で借入可能額を確認します。この段階でエリアの情報収集・希望条件の整理も行います。しっかりした資金計画がある方は、後の物件選びでも迷いが少なくなります。

PHASE 2  
物件探し・見学(1〜6ヶ月)

不動産ポータルサイトでの物件検索と現地見学を並行して進めます。気になる物件が見つかったら不動産会社に問い合わせ、内見を申し込みます。必ず複数の物件を比較しましょう。最低3〜5件の見学を経験することで、物件を見る目が養われ、判断の基準ができます。

PHASE 3  
申し込み・契約(1〜2ヶ月)

気に入った物件が見つかったら購入申込書(買付証明書)を提出します。売主との条件交渉の後、重要事項説明を経て不動産売買契約を締結します。このタイミングで手付金(物件価格の5〜10%程度)の支払いが発生します。契約内容をよく確認し、不明点は必ず確認してから署名しましょう。

PHASE 4  
住宅ローン本審査・引渡し(1〜3ヶ月)

売買契約後、住宅ローンの本審査を申請します。審査通過後、金融機関と金銭消費貸借契約(金消契約)を締結し、残金決済・登記申請を経て物件の引渡しになります。引渡し後は引越し・家具の手配などが続きます。入居希望日から逆算してスケジュールを組みましょう。

購入タイプ 入居までの目安
注文住宅(土地から) 12〜18ヶ月程度
建売住宅 2〜4ヶ月程度
中古住宅 1〜3ヶ月程度
12物件見学・内見のチェックポイント

内見で後悔しないために、準備してから行こう

当日の持ち物リスト

  • コンパスアプリ(スマートフォン可)——各部屋の向きを確認
  • メジャー——家具の配置確認に
  • スマートフォン——写真撮影用(各部屋・気になる箇所を必ず撮影)
  • メモ帳・ペン
  • チェックシート

事前確認事項

  • 物件の築年数・構造・接道状況の確認
  • 最寄り駅・スーパー・病院・学校へのルートと所要時間
  • ハザードマップの確認(国土交通省ポータルサイトで無料確認可能)

室内チェックポイント

水回り

キッチン・浴室・洗面台・トイレでは実際に水を流し、水圧と排水の勢いを確認しましょう。排水時に異臭がある場合は配管の劣化が疑われます。カビ・変色・コーキングの剥がれも要チェックです。

床・壁・天井

スリッパを脱いで歩き、床のきしみ・沈み・傾きを確認します。壁紙や天井のシミは雨漏りのサインかもしれません。押し入れ・クローゼット内部のカビや湿気跡も見ておきましょう。

窓・採光・断熱

各部屋の窓の向きと日当たりを確認します。結露跡(窓枠のカビ・変色)は断熱性が低いサインです。窓の開閉のしやすさとサッシのゆがみや隙間もチェックしてください。

周辺環境チェックポイント

複数の時間帯に訪れる

平日昼間は静かでも、夜間や週末に交通量が増える地域があります。可能であれば異なる時間帯に2回以上訪問することをおすすめします。

五感を使って確認する

騒音(電車・道路・近隣施設)、臭い(飲食店・工場・ゴミ置き場)、振動(大型車の通過)など、五感を使って確認しましょう。日当たり・風の通りも実際に体感しておくことが大切です。

周辺の将来変化に注意

近くに空地・駐車場があれば、将来的に建物が建つ可能性があります。計画道路・再開発エリアに含まれていないかも確認しておきましょう。

13初めての家探しでよくある失敗

先輩たちの後悔から学ぼう

家を購入した先輩たちに「あのとき失敗した」と思うことを聞くと、共通の落とし穴がいくつか浮かび上がります。同じ失敗をしないために、ぜひ参考にしてください。

失敗①「諸費用を忘れていた」

「3,000万円の家を買うために3,000万円を準備した」という話をよく聞きます。しかし実際には仲介手数料・登記費用・引越し費用・家具代などで追加の費用が発生し、手持ち資金が足りなくなるケースが多くあります。物件価格の7〜10%(3,000万円なら210〜300万円)を諸費用として最初から予算に含めておくことが大切です。

失敗②「焦って決めてしまった」

「今決めないと他の人に取られる」というプレッシャーから、十分に考える時間もなく申し込んでしまうケースがあります。住宅購入は何千万円もの買い物です。焦りを感じたときほど、一歩引いて「本当に自分の条件に合っているか」を確認する時間を作りましょう。信頼できる担当者であれば、検討する時間を確保してくれるはずです。

失敗③「周辺環境の確認が甘かった」

内見では「部屋の広さ」「日当たり」「水回りの綺麗さ」に注目しがちですが、住んでみて後悔するのは周辺環境の問題が多いです。「夜になると人通りが少なく不安を感じる」「幹線道路の騒音が想定以上だった」「近くの飲食店の臭いが気になる」——これらは昼間の内見では気づきにくいことばかりです。複数の時間帯・天候で確認することを強くおすすめします。

失敗④「ローンの知識が足りなかった」

「変動金利で借りたが、金利が上がってきて返済が厳しくなった」「審査前にクレジットカードを申し込んだら審査に影響した」など、住宅ローンに関する知識不足による失敗も多くあります。ローンを組む前に、金利タイプの特性・審査上の注意点・繰り上げ返済の考え方などを十分に理解しておきましょう。

後悔しない家探しのための「最終確認リスト」

物件を決める前に、以下の項目を自分でチェックしてみましょう。すべてにチェックが入れば、あなたはすでに「後悔しない家探し」のための準備ができています。

  • 諸費用込みの総予算が確認できている
  • 最低3件以上の物件を比較した
  • 複数の時間帯・天候で現地確認をした
  • ハザードマップ・耐震基準を確認した
  • 住宅ローンの金利タイプを理解して選んでいる
  • 水回り・床・壁・周辺環境を確認した
  • 家族全員で意見をすり合わせた

家探しのこと、
一緒に考えさせてください

「どこから相談すればいいかわからない」
という段階でも構いません。
私たちは家づくりの伴走者として、資金計画から物件探しまで丁寧にサポートします。

※ご相談は無料です。お気軽にご利用ください。